不調知らずで働くために

簡単で効果的な健康維持の方法とは

社会人として働く上で、仕事のスキルを勉強したり、対人関係を良好に保ったり、身につけるべきスキルは多くある。
その中でも最も基本的で重要なのは、健康維持だろう。
健康というと、怪我や病気をしないという身体的な健康がイメージされやすい。
身体的な健康を維持することは大切だが、同じくらい精神的な健康も重要である。
ストレスをうまく解消する方法を持っておかないと、うつ病をはじめとした精神面の病気のリスクも高くなる。

心身ともに健康を維持するために、心と身体を分けることなく、どちらにもアプローチできる方法がある。
マインドフルネス瞑想とよばれる方法である。
マインドフルネス瞑想はヨガの瞑想を取り入れた健康増進法である。
欧米で非常に人気があるが、仏教的な要素があり、日本人にも馴染みやすい。
基本的な考え方として、評価や判断をせず、あるがままの自分の状態を感じ、それを受け入れることを目指している。

入門編として、レーズンエクササイズがよく用いられる。
レーズンを初めて見た宇宙人になったような心持ちで、レーズンの見た目、手触り、匂いなどを感じつつ、味覚でも味わうやり方である。
もう一つ初心者が取り入れやすいのは、自分の呼吸に集中するやり方だ。
ゆったりと座り、ゆっくりと大きな呼吸を繰り返し、その呼吸に集中する。
空気が入ってきたり、出て行ったりするのを感じ、自分の心身の状態を観察してそのまま受け入れる。
あるがままの自分を受け止めることで、健康維持につながると考えられている。