不調知らずで働くために

介護職のストレスから身を守る方法

介護職で働いていると人との摩擦が避けられないのは確かだ。
職場内での人間関係が問題になったり、高齢者やその家族とのコミュニケーションに苛立ちを覚えたりしてストレスを抱えてしまう介護職者は少なくないだろう。

ストレスの蓄積に気づかないほどになってしまっていると、突然体調に支障を来してしまう場合もある。
努力をしようと頑張っているほどストレスを抱え込みがちだが、身の守り方を身につけておかないと健康維持をしていくことは困難だ。
その方法の基本は意識の持ち方を変えることであり、自分が頑張らなければならないという考え方や、相手のためにはこれが必要だと必死になる気持ちを抑えるのが第一歩になるだろう。
あくまでそれは自分の考え方であって、自己主張をしているだけなのだ。
それが原因で相手が不満を感じてしまい、円滑なコミュニケーションができない人間関係を生み出すことがしばしばある。

健康維持の方法としてストレスを溜めないためには、自分を主張せずに、逆に相手を受け入れる姿勢を持つことが肝要だ。
相手を受け入れた上で何を伝えることが必要かと考える姿勢でコミュニケーションを取ると、自分の考えている内容を伝えるときにも相手の意見が反映される。
すると、相手も自分を受け入れてくれやすくなり、コミュニケーション上の摩擦が緩和されていくのだ。
ストレスの多い職場だからこそ、まずは摩擦の原因を自分からなくす意識を持つべきである。